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アートカラー・カリグラフィーインクの特徴

1.色味が渋い

   単色カラーチャートを見ていただけると分かるのですが、とにかく濃く落ち着いた色が揃っています。今まで使っていたどのインクよりも濃い!(といっても、ペリカンとウィンザーアンドニュートンしか使ったことがありませんが) 一色一色が重いので、単色でも十分味のある絵が描けます。
2.全13色
   他インクに比べて圧倒的に少ないです。でも、わたしは少ない色の組み合わせで絵を描くのが好き&コンプリートしなきゃ気持ちが収まらない収集癖があるので、少なければ少ないほど良いのです。どうせ混色してどんな色でも作れるのだし。全56色なんていわれたら、どの色を使って良いのか迷ってしまいますから。
 カラーインクは賞味期限があるので、種類が少ない方が早く使い切れて良いですよ。
3.水溶性
   にじみを最大限生かせます。色を置いた後に水を乗せて、面白い効果も出せます。
 ただ、主線には向きません。特に人物画だと顔に微妙なにじみ跡がついて、哀しいことになります。
4.混色によっては色が分離する
   これです。わたしがアートカラー・カリグラフィーインクを使おうと決意したのは、「カリグラフィーブラック」の色を試し塗りしたときです。そのまま塗ると紺に近い黒なのですが、たっぷりの水を含ませて塗ると……水色とピンクの綺麗なにじみが出てきます。感動。早速この色だけで一枚絵を描きました。
 他にも試してみたのですが、「ローズピンク」と「マホガニー」は、他の色よりも早く紙に染みつきます。よって、これらの色と他の色を混ぜて塗ると、面白い色むらができます。例えば、「カリグラフィーブラック」+「タバコブラウン」+「マホガニー」で作った色を乗せ、水でぼかすと、中央からきわに向かって、ピンク→黄色→緑のグラデーションが出てきます(詳しくは二色混合カラーチャート三色混合カラーチャートで)。かなり面白いです。

カリグラフィーブラック ブラック+タバコ+マホガニー ぼかすとこんな感じ

さあ、皆で「アートカラー・カリグラフィーインク」を楽しもう!

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